南太平洋に浮かぶ美しい海とサンゴに囲まれた
小さな島々で構成されているソロモン諸島。
カカオ豆の生産量は世界生産量の0.1%と、
まだカカオの生産地としては知られていませんが、
パプアニューギニア、バヌアツ、フィジー等の
太平洋島嶼国とともに、カカオベルト地帯※
にすっぽり入る国の一つです。
自然豊かなソロモン諸島で育まれた栄養価の高い、
農薬や化学肥料を使用せずに栽培された高品質なカカオは、
香りはフルーティーで軽やかでありながら、
カカオらしい充実感を感じられる
バランスの取れた味わいです。
※カカオベルト:
赤道を中心として北緯20度から南緯20度の限られた
カカオが生産できる地域のこと。
ソロモン諸島では、1990年代後半に土地支配をめぐり
民族紛争が勃発しました。
それに加え、商業伐採や、急激な人口増加に伴う焼畑の拡大、
経済の浸透などの影響で、伝統的なライフスタイルが
崩壊しつつあります。
このような社会問題の解決に向けて、
NPO法人であるパシフィックガーデンは、
ソロモン諸島で「国際協力」「地域活性化」を
テーマとしたプロジェクトを20年前から始めました。
環境問題に向き合いながら、カカオ豆など現地の資源を活かし、
途上国の可能性を見出すことで、
世界の懸け橋となることを目的としています。
またパシフィックガーデンでは、循環型の農業研修センターや、
加工・販売を行う場の運営を通じ、次世代を担う人材の育成や、
小規模産業の仕組みづくりを行い、持続的な地域開発の支援を行っています。
カカオ豆の主要生産地域はアフリカ、中南米で、
全世界の生産量の70%を占めますが、
嗜好性の高まりから希少カカオ豆の需要が高まっています。
ソロモン産カカオは、以前から地域や血族での集約農業を
中心として長く栽培されてきました。
近年はNPO法人の取り組みにより、
品質の安定化や輸送コストなどの問題を解決し、
当社もパートナー企業として、
無農薬栽培で育てた希少なソロモン産カカオを使用した
本商品を開発・販売いたします。
また、フェアトレード(公正な取引)を行い、
現地の貧困問題や環境問題の改善、
またお客様に安心・安全な品質の高い商品をお届けします。