イギリスの伝統的なケーキと言えば
素朴で、ずっしりと重力感があって、
こっくりとした甘みで紅茶をたっぷり飲みながら
楽しめるようなものが多い印象があります。
マダムヒロミが好きなジンジャーローフも、
そのイギリスらしいケーキで、
カフェやティールームでは定番の焼き菓子です。
名前の通りジンジャーの効いた生地を
ローフ型に入れて焼き上げます。
バナナを加えたレシピは、マダムヒロミのオリジナル。
英国製モラセス*とジンジャー、シナモンを配合した
濃厚で英国らしい味わいです。
買ってきたバナナの皮がちょっとしんなりして
甘く熟れてきたときに日常的に作るケーキです。
来客時に切って出すと喜んでもらえる自慢のレシピ。
*モラセスとは
糖蜜や廃糖蜜とも呼ばれる砂糖を製造するときにできる副産物。とろみのある茶褐色の液体で、黒糖のような味わいがあり、ミネラルやビタミンB6を多く含みます。イギリスではお菓子作りによく使われ、焼き菓子に使うと食感がもっちりとして色がしっかりとつき、独特のツヤが生まれます。
マダムヒロミのお菓子作りは
「自分が食べたい、家族や子どもにも食べさせたい」
という想いが原動力となっています。
古いレシピ本に乗っているような
伝統的なイギリスのケーキは、
1ポンドのバターに1ポンドの粉、
そこに1ポンドの砂糖を加えて…という
作るのを躊躇してしまうようなバターと砂糖の量。
日持ちを良くするためなのかもしれませんが
食べたいとは思えないし、
家族や子どもに食べさせたいとも思えませんでした。
古いレシピ本もリスペクトはしていますが、
ここはアレンジを入れていきます。
普段の食事からずっと
有機オリーブオイルを使ってきたマダムヒロミは
バターの量を減らしてオリーブオイルを使ったり、
砂糖の量を調整して果物やドライフルーツ、
スパイス使ったりして試行錯誤して
オリジナルのレシピを作ってきました。
バナナジンジャーローフも
バターの風味を生かしつつオリーブオイルを加えたり、
完熟した甘いバナナやスパイスで砂糖の量を抑えたり、
色々と工夫をしています。
マダムヒロミは
「そういう意味では、バナナジンジャーローフは
これまでの健康にも気を遣ってきた私の知識や経験、
料理やお菓子づくりの集大成の一つかも!」
とお話していました。
バナナの割合は?モラセスとスパイスのバランスは?
試行錯誤を繰り返してマダムヒロミのレシピを再現しました。
高知県の完熟「よさ恋バナナ」を贅沢に生地に練りこみ、
さらにトッピングにも使用しています。
英国製有機モラセスと有機ジンジャー、
有機シナモンを配合した本場の味わいです。
たっぷりの紅茶と一緒にぜひお楽しみください。
ティータイムを豊かで幸せな時間に。
英国在住28年のマダムヒロミによる英国伝統菓子のレシピを
シナグロのオーガニックコンセプトで再現。
現地ならではの味わいをオーガニック原材料で
丁寧に焼き上げてお届けします。
Madam Hiromi
カリナリーディレクター*。
美術系大学留学のため90年代に渡英。在英28年。
自然と歴史文化の溢れる英国の小さな町での暮らしの中での。
多くの出会いや、英国での季節の行事を大切にした手作りの
子育ての中で様々なレシピに巡り合う。
相棒は白いペルシャ猫のアメリ。
* カリナリーディレクターとは、料理やメニュー開発、食に関する
プロジェクト全体の創造的な指揮を執る役職のこと。
価格:998円(税込)
[ポイント還元 9ポイント~]
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オーガニックとは、環境への負荷をできる限り少なくする方法で生産されたものです。 農薬や化学肥料に頼らず、環境への負荷をできる限り少なくする方法で生産される有機農産物と有機畜産物、それらを原料にした有機加工食品のことをまとめてオーガニック食品といいます。
農産物なら、堆肥で土作りをするところから始め、畜産物は、環境への負荷を減らして生産された飼料で育て、加工食品は、化学的に合成した食品添加物を避けて加工製造します。
オーガニックとは自然資源の循環によって支えられていて、人にも環境にもやさしいサイクルなのです。
消費者が何を基準に「オーガニック」を選んでいいかわかりやすいように有機JASマークがあります。 厳しいルールを守って生産した農産物・畜産物有・加工食品にのみ、有機JASマークを付けることができます。是非お買い物の参考にしていただければと思います。
しかし世界的を見渡してみるとオーガニックとは有機JASマークが付いているものだけではありません。 天然の物や、自然環境の中で育てられたもの、ワインや蜂蜜の様に農産物にも畜産物にも該当しないもの。有機JASの手続きはしていなくても無農薬・無化学肥料で努力している生産者さん達もいっぱいいらっしゃいます。
私たちが考えるオーガニックとは「食品からケミカルをなくしていく」こと。 オーガニックが、お客様にとって身近な存在になり、美味しくて、楽しくて、未来に繋がるフードライフになる事を願っています。